三条校 研修ガイド2025

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- 研修スケジュールと内容
科 目/日 程
第1回
7月
内 容
7月8日(火)~10日(木)
工場管理と工場管理者の
職務と役割
5Sの考え方・進め方
⃝工場管理の原理原則、工場管理者の職務と役割を理解し、マネジメントサイクルに基づく工
場運営の必要性を学びます。
⃝5S の考え方を理解し、その効果や阻害要因、導入方法を学びます。
▶工場管理の考え方と生産システムの概要 ▶工場管理者として果たす役割
▶5Sの正しい意味と真の目的 ▶5Sの実践法 ▶課題研究
(ゼミナール)
1
課題研究(ゼミナール)担当講師が派遣元企業を訪問し、工場の現地確認後、受講生・上長と面談します。
面談結果も踏まえて、ゼミで取り組む課題を決定していただきます。
第2回
8月
第3回
9月
第4回
10月
第5回
11月
第6回
12月
8月19日(火)~21日(木)
⃝作業改善と効率化を担う IE について理解し、各種技法を活用した実践方法を学びます。
IEの考え方・進め方
▶IE技法を使った現場改善の実践 ▶課題研究
(ゼミナール)
2
9月16日(火)~18日(木)
品質管理の基本
現場の問題発見と解決手法
(QCストーリー)
10月14日(火)~16日(木)
原価管理の進め方と
コストダウン手法
▶IEの考え方・進め方 ▶現状分析のポイントと改善の考え方
⃝品質の維持・向上と組織で取り組む際の改善手法を学びます。
⃝職場が抱える課題の解決手法と、QC ストーリーを展開するための実践方法を学びます。
▶品質管理の考え方 ▶QC7つ道具の意味と活用法 ▶QC的問題解決の進め方
▶QC的改善活動の実践 ▶課題研究
(ゼミナール)
3
⃝原価管理の仕組みと原価の把握方法を理解し、
収益確保につながるコストダウン手法を学びます。
▶原価管理の考え方 ▶原価構成の把握と付加価値 ▶原価管理の実践
▶コストダウンの考え方・進め方 ▶価格交渉における原価計算の重要性
▶課題研究
(ゼミナール)
4
11月11日(火)~13日(木)
⃝納期厳守をねらいとする工程管理の実務とリードタイム短縮の方策について、生産形態ごと
の特徴に留意しながら学びます。
▶生産形態の分類と特徴 ▶生産計画の種類と策定手順 ▶生産統制の機能
生産計画の立て方と
生産統制の進め方
▶適正な在庫管理のポイント ▶納期確保とリードタイム短縮
▶課題研究
(ゼミナール)
5
12月2日(火)~4日(木)
改善案のまとめと成果発表
これからの製造業と
工場管理者のあり方
⃝ここまでの課題研究を積み重ね、レポートにまとめて発表します。
⃝研修で学んだ知識・手法を再確認し、課題研究で取り組んだ内容を自社に定着させるための
手順を学びます。
▶課題研究
(ゼミナール)
6 ▶課題研究
(ゼミナール)
7
<課題研究成果発表会>
▶課題研究成果の定着に向けて
\ VOICE /
受講企業
の声
5Sを極めて工場の生産性を上げたい
その思いが社内の活性化にも好影響
当社は、1940 年に創業した国内唯一のプライ
ヤー専門メーカーです。プロ用からホビー用、農
業用など、さまざまなプライヤーを製作しています
が、そのラインアップはお客様の声を反映させて
日々変化しています。お客様の要望をダイレクトに、
そして素早く活かせることは、プライヤー専業で営
業する当社の大きな強みです。
私は入社 10 年目で、現在、受注から製造指示、
出荷までのスケジュール調整など、生産管理全般
の仕事に従事しています。
今回の「工場管理者養成コース」の受講は、社
株式会社 IPS PLIERS 製造部 課長 小出
健人さん(新潟県見附市)
長に志願して実現しました。以前、三条校の短期
研修を受講したことがあり、その時に教えてもらっ
た 5S の基本的な考え方をさらに深く学んでみたい
と思ったからです。実は、当社の工場でも元々 5S
をやっていましたが、いつしかその意識が薄れ、
整理整頓の時間がなくなっていました。この状況
を変え、情報も含めて工場にあるもの全てをうまく
整理整頓できれば、当社の工場はもっと生産性が
上がるのではないか。そんな単純な好奇心があり、
この研修に臨みました。
今回の研修では、5S の深い知識に加えて Q・C・
D など、工場運営に必要不可欠な情報を得ること
ができました。また、半年という長い期間を一緒に
過ごした同期の皆さんとの繋がりができるなど、知
識以外にもたくさん得られるものがありました。学
んだ内容をもとに早速 5S 委員会を立ち上げ、協力
的な社員を巻き込みながら改革に手をつけたところ
です。私がこの研修を受講したことによって、社内
全体が活性化しつつある手応えを感じています。
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