旭川校 研修ガイド2024

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- コースNo.
12
多能工化(マルチスキル)の進め方(札幌開催)
生産性を向上させる従業員の多能工化
研修期間 2024年7月2日(火)〜7月4日(木) 3日間
研修時間
21時間
募集人員
25名
対象者
製造業の管理者
・セル生産方式などを検討されている方
・技能伝承に課題を感じる方
・業務の平準化を進めたい方
受講料
32,000円(税込)
研修会場(独)中小企業基盤整備機構 北海道本部 大会議室 (札幌市中央区北2条西1丁目1-7 ORE札幌ビル6階)
研修のねらい
生産現場では納期変更や飛び込み受注の要求に対応した柔軟な生産体制の構築が求められています。生産工程も少品種大量生産か
ら多品種少量生産、変種変量生産、そしてセル生産方式へと変化しています。また、近年では働き方改革への対応として、業務の平準
化も急務になっています。他方、多くの企業で熟練技術者の持つスキルやノウハウの技能伝承の遅れが問題となっています。これら全て
の課題に対する切り札が「多能工化」です。
本研修では、多能工の考え方や効果を理解した上で、多能工化を進めるための作業標準や技能の可視化の仕方、教育訓練の進め方
のポイントについて、演習を交えて学びます。また、自社の現状把握を行い、多能工化実行計画の作成に取り組みます。
研修の特徴
①多能工化の意義と基本を身に付け、多能工の育成・指導の取り組み方を学びます。
②現場で使えるスキルマップのつくり方を学びます。
③多能工化の実行から定着までを見据えた実行計画を立案します。
カリキュラム概要
月/日
7/2
※カリキュラムは都合により変更する場合がありますので予めご了承ください。
時間
科目
9:50~
10:00
開講式
オリエンテーション
10:00~
12:30
多能工化の意義と
管理者の役割
多能工化の目的や意義を理解した上で、多能工化の取り組み方と責任
者の役割を学びます。また、業務整理の前段で欠かせない現場の整理
整頓 (5S) について検討します。
◆多能工化の背景 ◆モノづくり(生産管理)の変遷(演習)
◆責任者・担当者に求められる役割 ◆5S 活動の必要性(演習)
業務・スキルの
現状把握
多能工化に取り組む前段階として、まず各部門の業務を棚卸し、実態
を数値で具体的に把握します。また、従業員の業務習得レベルも見え
る化します。
◆多能工化の実践ステップと留意点 ◆業務分類の考え方
◆業務量調査の具体的手法 ◆従業員スキル調査の進め方
(火)
13:30~
18:00
7/3
(水)
7/4
(木)
講師紹介
18
9:30~
12:30
内容
業務・スキルの
課題分析
部門別の稼働率等を調べ、従業員一人ひとりの持っているスキルを一
覧化し、理想とのギャップ、その要因を捉えます。
◆稼働率の算出 ◆スキルマップの作成(演習)
◆業務平準化の検討
13:30~
18:30
作業標準
作業標準の考え方と作成方法を学びます。
◆作業標準とは ◆作業標準の考え方とつくり方
9:30~
12:30
多能工化実行計画づ
くりの基本
◆多能工化実行計画の立て方と運用のポイント
13:30~
16:30
多能工化実行計画の
作成と発表
◆自社の多能工化実行計画の立案
◆自社での実行・運用に向けた課題の洗い出しと対策案の検討等
◆計画の発表(グループ内で実施)
16:30~
16:50
終講式
講師(敬称略)
ふくだ5S
実践舎
代表
福田 隆
福田 隆(ふくだ たかし)ふくだ5S 実践舎 代表
1952年生まれ。国立小山工業高等専門学校工業化学科卒業。外資系大手製薬会社にて、生産技術・品質管理
などに携わりながら現場改善を実践し、安全性・品質・生産性向上に大きな成果を上げた。日本のモノづく
りを支える多くの中小企業に5Sを広めるべく、2009年にふくだ5S実践舎を設立。
製造業・サービス業・教育機関など多業種にわたって、現場改善・生産管理等の分野で指導実績があるほか、
セミナー講師としても活躍している。
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